学童をやめるときは何をする?退所届の期限・料金・放課後の準備
「子どもが大きくなってきたから、そろそろ学童をやめようかな」
「学童にほとんど行かなくなったけれど、退所の手続きは必要?」
小学校生活に慣れ、友達と遊ぶ時間が増えてくると、学童をやめることを考える家庭もあるでしょう。
一方、保護者の働き方が変わったり、子ども自身が学童に行きたがらなくなったりすることもあります。
学童をやめる場合は、利用しなくなるだけでなく、退所届などの手続きが必要になることがあります。
手続きをしないまま通わなくなると、翌月以降も利用料金が発生する場合があるため注意が必要です。
また、学童をやめたあとは、学校が早く終わる日や長期休みの過ごし方も考えておかなければなりません。
この記事では、学童をやめるときの手続き、提出期限、料金の扱い、退所後の放課後の準備について紹介します。
学童をやめるには退所届が必要?
学童を年度の途中でやめる場合、退所届の提出を求める自治体があります。
例えば、東京都福生市では、年度途中で学童クラブを退所するときに退所届の提出が必要です。
東京都多摩市でも、退所届の提出が必要と案内されています。
ただし、届出の名称や提出先、手続き方法は自治体や施設によって異なります。
公立学童と民間学童でも、退所のルールが違う場合があります。
学童に行かなくなれば自動的に退所になる?
学童へ通わなくなっただけでは、自動的に退所にならない場合があります。
例えば福生市では、退所届を期限までに提出しなかった場合、翌月も在籍扱いになると案内しています。
学童を利用しなかった月でも、在籍していれば料金が発生する場合があります。
「最近はほとんど行っていないから、もう料金はかからないはず」と考えないようにしましょう。
正式な退所手続きが必要か、利用している施設へ確認してください。
学童の退所届はいつまでに提出する?
退所届の提出期限は、自治体によって異なります。
例えば、2026年度の公式案内では、次のような違いがあります。
| 自治体 | 退所届の提出期限・扱い |
|---|---|
| 東京都福生市 | 退所希望月の20日まで。郵送は原則15日必着 |
| 東京都多摩市 | 退所希望月の20日まで |
| 東京都青梅市 | 退所希望月の20日まで |
| 群馬県伊勢崎市 | 公設クラブは最終利用月の10日までの届出を案内 |
| 東京都中野区 | 辞退・休止届を提出。辞退日の翌日から登録取消し |
※各自治体の公式情報を基に整理したものです。休日に当たる場合の扱いや提出方法など、詳しい条件は自治体によって異なります。
このように、退所する月の途中までに届出が必要な自治体もあります。
月末になってから「来月からやめます」と伝えても、希望どおりに退所できない場合があります。
例えば11月末でやめたい場合
福生市のルールを例にすると、11月末で退所したい場合は、原則として11月20日までに退所届を提出する必要があります。
ただし、提出期限が市役所の閉庁日に当たる場合などは、期限が変わることがあります。
また、郵送で提出する場合は窓口提出より締切が早く設定されています。
退所を決めたら、できるだけ早く手続きを確認しましょう。
学童を月の途中でやめたら料金はどうなる?
退所月の料金が日割りになるかどうかは、自治体や施設によって異なります。
例えば東京都中野区では、利用を辞退した日が属する月に1日でも在籍していた場合、1か月分の保育料がかかります。
一方、東京都西東京市では、毎月15日までに退会する場合と、16日以降に退会する場合で、育成料や間食費の扱いが異なります。
また、東京都青梅市では月途中の退所はできず、退所月の育成料が発生すると案内されています。
つまり、全国共通で「月の途中でやめれば半額になる」という決まりはありません。
退所前に確認したい料金
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 退所月の料金 | 日割り・半額・全額のどれになるか |
| おやつ代 | 退所月も発生するか |
| 延長利用料 | 別途手続きが必要か |
| 引き落とし | 最後の引き落としはいつか |
| 未払い料金 | 精算が必要か |
| 返金 | 前払い分の返金があるか |
特に、学童をほとんど利用していない家庭は注意が必要です。
在籍しているだけで料金が発生する自治体もあるため、退所を決めたら早めに確認しましょう。
学童をやめるときの手続きの流れ
一般的には、次の順番で進めると整理しやすくなります。
STEP1 退所する日を決める
まず、いつまで学童を利用するか決めます。
例えば、次のようなタイミングが考えられます。
- 学年が変わるとき
- 夏休みが終わったあと
- 保護者の勤務時間が変わったとき
- 子どもが放課後を自宅で過ごせるようになったとき
- 習い事などで学童の利用が少なくなったとき
ただし、月途中で退所できない自治体もあります。
希望する日付で手続きできるか、事前に確認しましょう。
STEP2 退所届の提出先と期限を確認する
退所届の提出先は、市区町村の担当窓口や学童施設など、自治体によって異なります。
オンライン申請に対応している場合もあります。
例えば多摩市では、退所届をインターネットや郵送で提出する方法が案内されています。
仕事の都合で窓口へ行くことが難しい場合は、オンライン申請が可能か調べてみましょう。
STEP3 学童にも退所予定を伝える
自治体へ退所届を提出する場合でも、学童の職員へ退所予定を伝える必要がある場合があります。
例えば多摩市では、退所する際に在籍している学童クラブへも連絡するよう案内しています。
最後の利用日や荷物の持ち帰りについて確認しておくと、退所当日に慌てずに済みます。
STEP4 学童に置いている荷物を持ち帰る
学童によっては、子どもの持ち物を施設で保管している場合があります。
例えば、上履きや着替え、学習道具などです。
退所する前に、持ち帰る物がないか確認しましょう。
施設から借りている物があれば、返却方法も確認します。
STEP5 退所後の放課後の予定を決める
手続きと同じくらい大切なのが、退所後の過ごし方です。
学童をやめると、学校が終わってから保護者が帰宅するまでの時間を、別の方法で過ごす必要があります。
子どもが一人で過ごせるかどうかだけでなく、学校行事や長期休みも含めて考えましょう。
学童をやめるのは何年生が多い?
学童をやめる時期は、家庭によって異なります。
小学3年生や4年生になるころに退所を考える家庭もありますが、学年だけで決める必要はありません。
例えば、同じ小学3年生でも、
- 保護者が15時には帰宅できる家庭
- 保護者が19時まで帰宅できない家庭
- 祖父母が近くに住んでいる家庭
- 子どもが一人で過ごすことに不安を感じる家庭
では、必要な見守りの方法が異なります。
子どもが「もう学童に行きたくない」と話していても、それだけで退所を決めず、家庭の状況と合わせて考えることが大切です。
学童をやめても大丈夫?退所前に確認したいこと
学童をやめる前に、実際の放課後を想定してみましょう。
例えば、次のような家庭です。
| 項目 | 予定 |
|---|---|
| 学校の下校 | 14時30分 |
| 保護者の帰宅 | 18時 |
| 子どもが自宅で過ごす時間 | 約3時間30分 |
※説明用の例です。
この場合、子どもは平日に約3時間30分、保護者がいない時間を過ごすことになります。
ただし、毎日同じ時刻に帰宅するとは限りません。
短縮授業の日や学校行事の日は、さらに早く下校する可能性があります。
子どもが一人で帰宅できるか
学童を利用していたときは、学校から直接学童へ移動していた子どももいるでしょう。
退所後は、自宅までの帰り道を確認する必要があります。
通学路や交通量の多い場所、寄り道をしやすい場所などを、親子で確認しておきましょう。
家の鍵を管理できるか
保護者が不在の時間に帰宅する場合、家の鍵が必要になることがあります。
鍵をなくした場合や、家に入れなかった場合の対応も決めておきましょう。
また、鍵を持っていることを周囲に不用意に知らせないなど、防犯面の約束も必要です。
帰宅後に連絡できるか
子どもが帰宅したことを保護者が確認できるよう、連絡方法を決めておくと安心です。
例えば、電話やメッセージなどを利用する方法があります。
GPS端末などを使っている場合も、通知だけに頼らず、家庭に合った確認方法を考えましょう。
困ったときに相談できる人がいるか
子どもが留守番中に困った場合、保護者がすぐ電話に出られないこともあります。
もう一方の保護者や、事前に協力をお願いしている親族など、連絡できる相手を確認しておきましょう。
学童をやめたあとの放課後はどう過ごす?
学童をやめたあとは、自宅での留守番だけでなく、さまざまな過ごし方が考えられます。
自宅で留守番する
子どもが自宅で過ごす場合は、帰宅時間や連絡方法、来客への対応などを決めておきましょう。
また、宿題や遊び、休憩など、放課後の過ごし方を親子で相談しておくとよいでしょう。
放課後子供教室などを利用する
地域によっては、放課後子供教室など、学校施設を活用した子どもの居場所があります。
ただし、学童と同じように保護者の代わりに子どもを預かる制度とは限りません。
利用対象や開催日、帰宅方法などを確認する必要があります。
習い事へ通う
放課後に習い事へ通う家庭もあるでしょう。
ただし、習い事が始まるまでの時間や、終了後に保護者が帰宅しているかも確認が必要です。
習い事に通っている時間だけでなく、移動時間も含めて予定を考えましょう。
祖父母などに協力してもらう
保護者が帰宅するまで、祖父母や親族の家で過ごす方法もあります。
ただし、毎日の見守りをお願いする場合は、相手の負担も考える必要があります。
曜日を決めるなど、無理のない方法を相談しましょう。
学童をやめる前に長期休みのことも考えよう
学童をやめるときに見落としやすいのが、夏休みや冬休みなどの長期休業です。
普段の学校生活では、子どもが帰宅するのは午後です。
しかし、夏休みなどは朝から保護者が不在になる場合があります。
例えば、保護者が8時に出勤し、18時に帰宅する家庭では、子どもが自宅で過ごす時間が長くなります。
普段の放課後に留守番できるようになったからといって、長期休みも同じように過ごせるとは限りません。
退所する前に、次の点を考えておきましょう。
- 夏休み中の子どもの居場所
- 昼食の準備
- 保護者が不在の時間
- 習い事や外出の予定
- 緊急時の連絡方法
- 長期休みだけ利用できる制度の有無
特に、長期休みだけ学童を利用できるかどうかは、自治体や施設によって異なります。
年度途中で退所したあと、夏休みに再び利用できるとは限らないため、事前に確認しましょう。
学童をやめたあとに再入所できる?
学童を退所したあと、再び利用したくなる場合もあるでしょう。
例えば、保護者の勤務時間が変わったり、子どもが留守番を不安に感じたりする場合です。
ただし、退所後の再入所は、必ず認められるわけではありません。
自治体によっては、改めて入所申請が必要になります。
また、学童の定員に空きがない場合は、希望する施設を利用できない可能性もあります。
退所を決める前に、次の内容を確認しておきましょう。
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 再入所 | 退所後に再申請できるか |
| 申込時期 | 年度途中の受付があるか |
| 定員 | 空きがない場合の扱い |
| 長期休み | 期間限定の利用制度があるか |
| 必要書類 | 就労証明書などが必要か |
「必要になったらまた入ればいい」と考える前に、再入所の条件を確認することが大切です。
学童をやめる前のチェックリスト
退所を考え始めたら、次の項目を確認してみましょう。
| 確認項目 | チェック |
|---|---|
| 子ども本人の気持ちを確認した | □ |
| 保護者が不在になる時間を把握した | □ |
| 学校から自宅までの帰宅経路を確認した | □ |
| 鍵の管理方法を決めた | □ |
| 帰宅連絡の方法を決めた | □ |
| 緊急時の連絡先を決めた | □ |
| 短縮授業の日の過ごし方を考えた | □ |
| 夏休みなどの長期休みの予定を考えた | □ |
| 退所届の提出期限を確認した | □ |
| 退所月の料金を確認した | □ |
| 再入所の条件を確認した | □ |
すべてを一度に決める必要はありません。
まずは、子どもが学校から帰宅してから保護者が帰るまでの時間を、どのように過ごすか考えてみましょう。
よくある質問
学童をやめるときは何日前に伝えればいい?
退所届の提出期限は自治体によって異なります。
退所希望月の20日までとしている自治体もありますが、別の期限が設定されている場合もあります。
早めに施設や自治体へ確認しましょう。
学童に行かなくなれば料金は止まりますか?
必ずしも止まりません。
在籍している限り、利用していない月も料金が発生する自治体があります。
正式な退所手続きが必要か確認してください。
学童を月の途中でやめたら日割りになりますか?
自治体や施設によって異なります。
月途中の退所を認めない自治体もあれば、退所日によって料金の扱いが変わる自治体もあります。
学童をやめたあと、また入れますか?
再入所できる場合もありますが、改めて申請が必要になることがあります。
定員などの事情で希望どおりに利用できない可能性もあるため、退所前に確認しておきましょう。
学童は何年生でやめるのがいい?
一律の正解はありません。
子どもの気持ち、保護者の勤務時間、留守番の経験、長期休みの過ごし方などを考えて判断しましょう。
学童をやめることは学校にも伝える必要がありますか?
学校と学童の連携方法によって異なります。
下校先や帰宅方法が変わる場合は、担任の先生への連絡が必要か確認しておくと安心です。
まとめ|学童をやめる前に手続きと放課後の生活を確認しよう
学童をやめる場合は、退所届などの手続きが必要になることがあります。
提出期限や退所月の料金は、自治体や施設によって異なります。
特に注意したいのは、学童を利用しなくなっても、在籍している限り料金が発生する場合があることです。
退所を決めたら、早めに必要な手続きを確認しましょう。
また、学童をやめると、子どもの放課後の過ごし方も変わります。
普段の下校後だけでなく、短縮授業の日や長期休みも含めて、無理なく過ごせる方法を考えることが大切です。
子ども本人の気持ちと家庭の状況を確認しながら、安心して新しい放課後の生活を始められるよう準備していきましょう。


